お風呂を流すとトイレがゴボゴボ鳴る?!3つの原因と対処法を徹底解説!

お風呂の栓を抜いた途端に、トイレからゴボゴボと不気味な音が聞こえてくると、不安に感じるのではないでしょうか。
実はこの現象は、水まわりの見えない部分でトラブルが起きている兆候かもしれません。
本記事では、プロの視点から、異音が発生するメカニズムやご自宅でできる具体的な解消法を詳しく解説します。
原因を正しく理解し、適切な対処を行うことで、毎日安心してお風呂を使用できるようになるでしょう。
目次
なぜお風呂の排水でトイレがゴボゴボと異音を出すのか?

お風呂とトイレは全く別の設備に見えますが、実は床下の見えない部分で密接に関わり合っています。
ここでは、なぜ一方の排水がもう一方に影響を与えるのかという、構造的な理由を解説します。
お風呂とトイレなどの排水管はすべてつながっている
日本の多くの住宅では、お風呂やトイレなどの生活排水は、最終的に太い一本の排水管に合流して、屋外の下水へと流れていくのです。
そのため、お風呂で大量の水を一気に流すと、合流している排水管の内部で急激な気圧の変化が起こります。
結果、この気圧変化が隣接するトイレにつながる排水管にも影響を及ぼすため、異音が発生することがあるのです。
この現象は「誘導サイホン作用(誘引現象)」と呼ばれています。
異音の正体は封水が引っ張られる音の可能性も
トイレの便器内に常に溜まっている封水という水は、下水からの悪臭や害虫の侵入を防ぐ重要な役割を担っています。
このトイレの封水が排水管側に引っ張られ、空気が通過する際にゴボゴボという音を立てることがあるのです。
これは、お風呂から大量の水が排水管に流れ込むことにより、排水管内の空気が一緒に引っ張られて、一時的に圧力が低下することが原因だと考えられています。
ゴボゴボ音を引き起こす3つの主な原因

排水管の構造上の理由は前述の通りですが、本来であれば適切な通気設計がされているため、一般的に音が鳴ることはほとんどありません。
そのため、突然ゴボゴボ音が鳴り始めた場合は、以下の3つのいずれかが原因となっている可能性が考えられます。
原因①排水管内の汚れやつまり
ゴボゴボ音が鳴る原因の一つに、排水管内部の汚れの蓄積があります。
お風呂から流れる髪の毛や皮脂汚れと、トイレから流れるトイレットペーパーや汚物などが排水管内で絡み合い、通り道が狭くなっていることがあるのです。
排水の通り道が狭くなることでスムーズに流れず、気圧変化がより激しくなり、異音を引き起こす原因となるでしょう。
原因②通気管の不具合
排水管にはスムーズに水を流すために、空気の逃げ道となる通気管が設置されています。
この通気管に落ち葉や鳥の巣、ゴミなどの異物がつまったり、経年劣化で機能が低下したりすると、排水管内の空気圧をうまく調整できなくなります。
結果、逃げ場を失った空気がトイレの封水を押し上げたり、引き込んだりして、ゴボゴボ音を発生させることがあるのです。
原因③大雨や台風による下水道のキャパオーバー
ご家庭の設備には問題がなくても、屋外の環境が影響しているケースもあります。
大雨や台風の際には、地域の下水道に想定以上の雨水が流れ込み、一時的に処理能力を超えてしまうことがあるのです。
それにより、行き場を失った下水と空気が、ご家庭の排水管に逆流方向に圧力をかけ、トイレからゴボゴボと音が鳴ることがあります。
また、ご家庭の排水マスが大量の雨水で溢れてしまった場合も、同様の現象が起こることがあるでしょう。
ご家庭で実践できるゴボゴボ音の対処方法

大雨などの外的要因はご自分で対処することはできませんが、排水管内の軽度なつまりであれば、ご自分で解決できる場合があります。
ここでは、具体的な作業手順を解説します。
ラバーカップを使用したトイレのつまり解消法
トイレ側に原因がある場合は、ラバーカップ(スッポン)の使用で改善が見込まれるでしょう。
以下の手順に沿って、慎重に作業を進めてください。
ただし、つまりの原因が水に溶けない異物の場合、ラバーカップを使用することでつまりが悪化する可能性があります。
このときは、水道修理業者に依頼するようにしてください。
【トイレのつまりをラバーカップで解消する手順】
- 便器の周囲に新聞紙やビニールシートを敷き、水跳ねを防ぐ
- 便器内の水位を確認し、多すぎる場合は汲み出し、少なすぎる場合はラバーカップのゴム部分が浸かるまで水を足す
- ラバーカップを排水口にゆっくりと押し当てて密着させる
- 密着させた状態から、勢いよくグッと引っ張り上げる
- 押し引きの動作を、ゴボッという音がして水が引くまで数回繰り返す
- 最後にバケツなどを使用して水をゆっくりと流し、つまりが改善しているか確認する
液体パイプクリーナーを使用したお風呂の排水口ケア
お風呂の排水口付近に蓄積した髪の毛や石鹸カスを除去するには、市販の液体パイプクリーナーを使用しましょう。
ただし、つまりが排水管の奥で発生している場合や、頑固なつまりになっている場合は、市販のパイプクリーナーでは改善できないことがあります。
このときは、水道修理業者に高圧洗浄などを依頼することをご検討ください。
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【お風呂の排水口を市販のパイプクリーナーでケアする手順】
- お風呂の排水口のフタや、ヘアキャッチャーなどの部品を取り外す
- 目に見えるゴミや髪の毛を、あらかじめティッシュなどで取り除いておく
- 排水口の周囲と内部に沿って、液体パイプクリーナーを規定量注ぐ
- 製品のパッケージに記載されている、指定の放置時間を厳守して待つ
- 時間が経過したら、洗面器などでたっぷりの水を流し込んで、市販のパイプクリーナー洗い流す
自分では対応不可?水道修理業者に依頼すべき危険なサイン

ご自分で対処してもゴボゴボ音が消えない場合は、排水管の奥深くで深刻なトラブルが起きている可能性があります。
放置すると汚水が逆流する恐れもあるため、早めに対処することがおすすめです。
ここからは、ご自分での解決と水道修理業者への依頼を判断する基準を、表で比較していきます。
| 比較項目 | ご自分での対処が可能なケース | 水道修理業者へ依頼すべきケース |
|---|---|---|
| 発生頻度 | 数カ月に一度などたまに鳴る | 水を流すたびに毎回鳴る |
| 症状の範囲 | トイレのみなど単独の場所 | お風呂とトイレの両方で異変がある |
| 水の流れ | 音は鳴るが最終的には水が引く | 水が全く引かないか逆流してくる |
| 異臭の有無 | 特に気になるニオイはない | 下水のような悪臭が漂っている |
表の右側に該当する場合は、高圧洗浄などの専門機材による排水管清掃を行った方がよい状態です。
「さいたま水道職人」などの水道修理業者に一度相談してみてください。
放置すると以下のような症状が出る可能性があるため、放置はおすすめできません。
【放置で起こり得る症状】
- 排水の逆流による汚水被害
- 悪臭の発生
- 床下や壁内部での水漏れ
- 修理費用の増加
- 近隣トラブルへの発展 など
よくある質問

お風呂を流すと聞こえてくるトイレからのゴボゴボ音に関して、多くの方が疑問に感じるポイントをQ&A形式でご紹介します。
Q1.ゴボゴボ音を放置するとどうなりますか?
初期段階では音だけで済むかもしれませんが、放置するとつまりが発生する恐れがあります。
最悪の場合には便器から汚水が溢れ出し、床材を傷めるなど大規模な修繕が必要になることも考えられるため、早期の対応がおすすめです。
Q2.市販のパイプクリーナーは定期的に使用した方がよいですか?
はい、定期的な使用は予防として効果的です。
ただし、月に一度程度の頻度を守り、異なる種類の洗剤を絶対に混ぜないよう注意して、安全に使用してください。
Q3.マンションなどの集合住宅でも起こり得ますか?
集合住宅でも、排水管の構造上起こり得る現象です。
集合住宅の場合は、ご自分の部屋だけでなく上下階の住人の排水が影響しているケースや、共有の立て管に問題があるケースも考えられます。
そのため、ゴボゴボ音が聞こえてきたときは、管理会社や大家さんへの連絡も視野に入れてください。
快適な水まわりを維持するために知っておきたいこと

お風呂を流した際のトイレのゴボゴボ音は、水まわりの健康状態を知らせる重要なアラートです。
原因の多くは日々の使用による汚れの蓄積であるため、ご自宅での定期的なお手入れがトラブル防止の鍵となります。
しかし、目に見えない排水管の奥で発生したトラブルは、ご自分だけでは解決が難しいケースがあることも事実です。
少しでも不安を感じたり、ご自分での対処に限界を感じたりした際は、無理をせずに水道修理業者の力を頼ってください。
「さいたま水道職人」では、豊富な知識と経験を持つスタッフが迅速にご自宅へ駆けつけ、根本的な原因を特定して修理を行います。
お子様からご高齢の方まで、ご家族全員が毎日気持ちよく水まわりを使用できるよう、全力でサポートいたします。
※本記事でご紹介している方法は、一般的な対処法の例です。
作業を行う際は、ご自身の状況や設備を確認のうえ、無理のない範囲で行ってください。
記事内容を参考に作業を行った結果生じた不具合やトラブルについては、当社では責任を負いかねます。
少しでも不安がある場合や、作業に自信がない場合は、無理をせず専門業者へ相談することをおすすめします。

