水道の使い始めは要注意!しばらく流してから使うべき理由とは

旅行や帰省から帰ってきて、コップに水を注ごうと蛇口をひねる。
引っ越したばかりの新居で、はじめて水道を使う。
そんなとき、出てきた水をそのまま飲むのは、少し待ったほうがいいかもしれません。
しばらく使われていなかった水道管の中では、水がじっと動かないまま滞留しています。
その間に水の状態は少しずつ変わっていき、見た目にはきれいでも、そのまま飲んだり料理に使ったりするのは避けておきたいような水質になっている可能性も。
今回の記事では、水道を使い始める際にしばらく水を流したほうがいい理由について、またどんな場面で必要になるのか、どの程度流せばいいのかなど、ちょっとした水回りの知識について読みやすくまとめてみました。
使い始めに水を流したほうがいい理由

しばらく蛇口をひねらずにいると、水道管の中の水は動かないまま、そこにとどまり続けます。
そしてこの滞留した水は、蛇口から出てくるまでのあいだに少しずつ質が落ちてしまうことも。
理由のひとつが、塩素の減少です。
水道水に含まれる塩素には雑菌の繁殖を抑える働きがありますが、時間が経つとこれが少しずつ抜けていきます。
塩素が薄れれば、それだけ水はいたみやすくなってしまうため注意が必要です。
また配管そのものの影響も見逃せません。
水が長く管に触れ続けると、管の成分がわずかに溶け出すことがあります。
とくに古い建物で使われている鉄の管では、内側のサビが水に混じることも。
朝いちばんの水がうっすら赤茶色に見えたり、金属のようなにおいがしたりするのはこれが原因です。
見た目にはなんの変化もなくても、こうした水を飲用に使うのは避けたいところ。
しばらく流して新しい水に入れ替えるだけでも、状態はかなり改善されます。
しばらく水を流しておきたいのはこんな時

水道の水を流してから使いたい場面としては、いくつかあります。
旅行や帰省から帰ってきたとき
数日から数週間程度であっても、しばらく家を空けていた場合、その間ずっと水は配管の中でとどまったままです。
帰宅した際は、料理や飲み水に使う前に、しばらく蛇口を開けて水を入れ替えておくと安心です。
引っ越して新居で初めて水道を使うとき
前の入居者が退去してから時間が経っている物件では、配管の中の水がかなりの長期間動いていない可能性があります。
また新築の場合でも、工事の際に入った細かな異物や汚れが残っていることも。
入居してすぐは、キッチンや洗面所、お風呂と、それぞれの蛇口から一度しっかり水を流しておきましょう。
断水から復旧したとき
断水のあとは、水道管の中に空気やサビ、細かな砂などが入り込んでいることがよくあります。
復旧してすぐは水質も低下していたり、濁って出てくることも多いため、きちんと澄んだきれいな水が出てくるまで流してから使うようにしてください。
朝いちばんに水道を使うとき
当然ですが水道を使用していない夜のあいだも、数時間とは言え水は配管の中で止まったままです。
それほど神経質になる必要はありませんが、飲み水や赤ちゃんのミルクなどに使う場合は、しばらく流してから使用するほうが安心でしょう。
水はどのくらい流せばいい?

水を流す時間や量の目安としては、水道を使っていなかった期間によっても変わります。
一晩程度なら、数十秒も流せば十分。
バケツ一杯分くらいを目安に考えておくといいでしょう。
数日から数週間程度留守にしていた場合は、1〜2分ほど流しっぱなしにしておき、水の温度が安定してくるまで様子をみましょう。
蛇口を開けた直後の水はぬるく感じますが、しばらく出しているうちに、地中を通ってきた新しい水に入れ替わって、ひんやりしてくるはずです。
この温度の変化が、水が入れ替わったひとつの目安になります。
新居の場合や、長く空き家になっていた物件の場合は、さらに長めの5分程度を目安にしっかり流しておくのがおすすめ。
また一か所の蛇口だけ流しても、他の配管に溜まった水はそのまま残っているため、キッチン・洗面所・お風呂など、それぞれの蛇口から個別に出す必要がある点も注意が必要です。
ただし、ある程度流しっぱなしにしても濁りやにおいが気になるときは、時間にこだわらず、しっかりと澄んだ水になるまで様子をみるようにしてください。
もったいなく感じるかもしれませんが、飲み水や料理に使うことを考えれば、必要なひと手間です。
水道水の濁りが取れないなら「さいたま水道職人」へ
水道水をしばらく流しっぱなしにしておく。
たったこれだけのことですが、旅行明けや引っ越し直後の一杯を、安心して使用できるかが変わってきます。
時間にすれば数十秒から数分ですので、できるだけ意識しておきたいところです。
気をつけたいのは、いくら流しても濁りやにおいが消えない場合。
何分出しても水が赤茶色いままだったり、金属のようなにおいが取れない、白く濁ったまま澄んでこないといった場合は、滞留水ではなく、給水管そのものに何かトラブルが生じているのかもしれません。
また古い建物では、管の内側でサビが進み、常に水に混じり込んでいることも考えられます。
そんな時は、私たち「さいたま水道職人」までご相談ください。
給水管の点検から交換まで、水回りのトラブルに幅広く対応しています。
いくら流しても水がきれいにならない、水の色やにおいがどうにも気になる……。
そんなときはぜひ一度お問い合わせください。原因を確かめたうえで、適切な対処をご提案します。
※本記事でご紹介している方法は、一般的な対処法の例です。
作業を行う際は、ご自身の状況や設備を確認のうえ、無理のない範囲で行ってください。
記事内容を参考に作業を行った結果生じた不具合やトラブルについては、当社では責任を負いかねます。
少しでも不安がある場合や、作業に自信がない場合は、無理をせず専門業者へ相談することをおすすめします。
